インスタバナー

ピルの副作用はいつまで続く?吐き気・不正出血の期間と対処法を医師が解説

ピルの副作用はいつまで続く?吐き気・不正出血の期間と対処法を医師が解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

ピルの副作用はいつまで続く?吐き気・不正出血の期間と対処法を医師が解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

ピルを飲み始めたばかりの方の中には、「吐き気が続いてつらい」「不正出血がいつまで続くのか不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ピルの副作用は、飲み始めの時期に起こりやすいものです。ホルモンバランスが一時的に変化することで、体が慣れるまでの間、さまざまな症状が現れることがあります。

この記事では、ピルの副作用がいつまで続くのか、特に吐き気や不正出血といった代表的な症状の期間と対処法について、医学的な根拠をもとに詳しく解説します。

副作用に悩んでいる方、これからピルを始めようと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ピルの副作用はなぜ起こる?ホルモンバランスの変化が原因

低用量ピルには、**卵胞ホルモン**と**黄体ホルモン**という2種類の女性ホルモンが含まれています。

これらのホルモンを体内に取り込むことで、排卵を抑制したり、子宮内膜の状態を調整したりする働きがあります。ピルを飲み始めると、体内のホルモン状態が一時的に大きく変化するため、体が慣れるまでの間に副作用が現れることがあるのです。

副作用の種類や程度は人によって異なります。

吐き気やだるさ、頭痛、乳房の張り、不正出血などが代表的な症状ですが、これらは**一時的なもの**であることがほとんどです。

ピルによる副作用は、妊娠初期の「つわり」に似た症状として現れることもあります。これは、ピルが人工的に体を妊娠状態に近づけるためです。

ただし、症状が強い場合や長引く場合は、ピルの種類が体に合っていない可能性もあります。我慢せずに医師に相談することが大切です。

副作用が出やすい時期とは?

副作用は、**飲み始めの1シート目(約1か月)**に最も出やすいとされています。

体がピルのホルモンに慣れてくると、2シート目以降は症状が軽減されることが多いです。多くの場合、3か月ほど続けるとホルモンバランスが安定し、副作用はほとんど気にならなくなります。

ただし、3シート目以降も副作用が続く場合は、他の原因が隠れている可能性もあるため、医療機関での相談をおすすめします。

吐き気はいつまで続く?期間と対処法

ピルを飲み始めて最も多く報告される副作用の一つが**吐き気**です。

吐き気は、ピルに含まれるホルモンによって体内のホルモンバランスが変化することで起こります。多くの場合、日常生活に支障がない程度の軽い症状ですが、人によっては強い吐き気を感じることもあります。

吐き気が続く期間の目安

吐き気は、軽いものであれば飲み始めから1~2週間程度**で改善することが多いです。

長くても3か月(3シート)ほど続けると、ホルモンバランスが再調整され、症状は治まることがほとんどです。逆に、非常に強い嘔気の場合、ピルの種類が体に合っていない可能性があります。ピルの種類変更も含め、我慢せずに医師に相談しましょう。

吐き気が出たときの対処法

吐き気が気になる場合は、以下の対処法を試してみてください。

  • 服用時間を夜寝る前に変更する・・・日中の活動時間を避けることで、症状が気にならなくなることがあります。
  • 2~3か月は様子を見る・・・我慢できる程度の軽い症状であれば、飲み続けることで自然に解消されることが多いです。
  • 吐き気止めを使う・・・市販の吐き気止めを併用しても問題ありません。ただし、薬剤師に相談してから使用しましょう。
  • 医師に相談する・・・症状がひどい場合や長引く場合は、ピルの種類を変更することで改善する可能性があります。

吐いてしまった場合の注意点

ピルを服用してから**2時間以内に吐いてしまった場合**は、ピルの成分が十分に吸収されていない可能性があります。

この場合は、すぐに追加で1錠服用してください。24時間以上嘔吐が続く場合は、一旦ピルを中止し、回復してから再開します。2錠以上お休みした場合は、通常通りの避妊効果が得られない可能性があるため、他の避妊方法を併用することをおすすめします。

不正出血はいつまで続く?期間と対処法

ピルを飲み始めると、**不正出血**が起こることがあります。

不正出血とは、生理ではないタイミングで出血する状態を指します。ピルの服用中に起こる不正出血は、決して珍しいものではありません。

不正出血が起こる理由

不正出血は、ピルによるホルモンバランスの変化が主な原因です。

本来生理で排出されるはずだった経血が、子宮内に留まってしまうことがあります。子宮に残った経血は、タイミングを調節しながら徐々に排出される仕組みです。

また、ピルの飲み忘れによって女性ホルモンが減少し、子宮内膜の維持が難しくなることで、生理のような状態で出血が起こる場合もあります。

不正出血が続く期間の目安

初めてピルを服用する方の約20~30%に、**1シート目(特に第1週目)**で不正出血が見られるとされています。

出血量は人によって様々で、生理と同じくらいの出血があったがあったり、おりものに混じる程度の少量の出血であったりします。血液の色も、薄く血が混じる状態から、黒っぽい色、茶褐色、鮮血まで様々です。飲み始めた時の月経がなかなか終わらず続く場合は、一度とまったのでピルシートの途中で数日出血がでることもあります。ほとんどの場合、体がピルに慣れてくる**2~3シート目(2~3か月目)以降**には治まります。

不正出血が出たときの対処法

不正出血が起きた場合は、以下の対処法を参考にしてください。

  • ピルは飲み続けて大丈夫・・・不正出血が見られても、ピルの効果が薄れたり、体に悪影響を及ぼしたりすることはありません。
  • 市販の止血剤は避ける・・・市販の止血剤には血を固まりやすくする成分が含まれているものがあり、ピルと併用すると血栓症のリスクが高まる可能性があります。
  • 基礎体温を記録する・・・毎日基礎体温を測り、記録しておくことで、不正出血の原因を突き止める手がかりになります。
  • 3シート目以降も続く場合は受診を・・・3シート目以降も不正出血が続く場合は、子宮筋腫や子宮がんなどの病気が潜んでいる可能性があります。

不正出血が長引く場合の注意点

不正出血が長引く場合は、貧血の症状が現れたり、子宮筋腫など何か病気が隠れている可能性もあります。貧血になると、動悸やめまい、息切れ、顔色が悪くなるなどの症状が出やすいです。出血量が多く、長期間にわたって不正出血が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

その他の副作用とその期間

吐き気や不正出血以外にも、ピルの副作用として報告されているものがあります。

ここでは、代表的な副作用とその期間について解説します。

頭痛

ピルによる一時的なホルモンバランスの変化によって、頭痛が起こることがあります。

多くの場合、日常生活に支障がない程度で、**1~2週間くらいで改善**します。痛みが強い場合は、鎮痛剤を使用しても問題ありませんが、ピルとの併用に問題がないか、医師や薬剤師に確認してください。

乳房の張り・痛み

生理が近づくと乳房が張る感じがすることはないでしょうか。

これに似た症状が、ピルによる一時的なホルモンバランスの変化によって起こることがあります。多くの場合、1-2週間程度、長くても3ヶ月程度で改善するため経過をみて大丈夫です。

ただし、シコリや痛みを感じる場合はピルの副作用ではなく、他の病気が隠れている可能性があるため、乳腺科の受診を検討しましょう。

体重増加の心配は?

「ピルは太る」という噂を聞いたことがある方もいるかもしれません。

しかし、低用量ピルと体重増加の間に因果関係はありません。ただし、ピル内服による体内のホルモン変動により食欲亢進が起こり、食欲のままに食べれば太ります。もし起こっても一定期間だけですので、その間は食生活の改善や適度な運動などを心がけてください。

だるさ・倦怠感

ピルを飲み始めると、だるさや倦怠感を感じることがあります。

これも、ホルモンバランスの変化によるもので、**開始から数週間以内で落ち着く**ことがほとんどです。飲み続けていくうちに、これらの症状が気にならなくなることが多いです。

副作用が長引く場合は受診を・・・重大な副作用の可能性も

ピルの副作用は、多くの場合一時的なもので、3か月ほど続けると改善します。

しかし、副作用が長引く場合や、症状がひどい場合は、他の原因が隠れている可能性があります。

病気の可能性も考慮する

気持ち悪さや吐き気、嘔吐が長く続く場合は、ピルとは関係なく、消化器系の病気などの可能性も考えられます。

また、不正出血が3シート目以降も続く場合は、子宮筋腫や子宮がんなどの病気が潜んでいる可能性があります。不正出血が長く続いたり、強い痛みを伴ったりする場合は、医療機関を受診して検査を受けましょう。

血栓症のリスクについて

ピルで起こり得る重大な副作用に**血栓症**があります。

血栓症は極めて稀な副作用ですが、ピルを飲んでいる人はピルを飲んでいない人と比べてほんの少しリスクが高くなります。ピルに含まれるエストロゲンは、血液を固まりやすくする作用を持ちます。ピルの服用によって血液中のエストロゲン量が変わること、同時に脱水状態にあることなどで、血液が固まりやすくなる状態が生まれることがあるとされています。

気持ち悪さや嘔吐以外に、頭痛、けいれん、意識障害などの症状もある場合は、脳静脈血栓症の可能性があります。万が一疑わしい症状がある場合は、すぐに服用をやめ、受診を検討してください。

受診の目安

以下のような場合は、我慢せずに医師に相談しましょう。

  • 副作用が3か月以上続く場合
  • 症状が日常生活に支障をきたすほど強い場合
  • 不正出血が大量で、貧血症状がある場合
  • 強い頭痛、下肢の左右差、けいれん、意識障害など、血栓症が疑われる症状がある場合
  • 他の気になる症状がある場合

ピルにはさまざまな種類があり、ピルの種類を変えることで副作用が解消される可能性があります。また、前述の通り、消化器疾患や血栓症を発症している可能性もあるため、他にも気になる症状がある場合などは受診を検討してください。

副作用を軽減するための工夫

ピルの副作用を少しでも軽減するために、日常生活で工夫できることがあります。

服用時間を工夫する

ピルは毎日決まった時間に飲むものです。

日中の服用で気持ち悪さや吐き気が生じる場合は、服用時間を**夜寝る前に変更する**と、症状が気にならなくなる場合があります。ただし、就寝前の内服は飲み忘れて寝てしまうことが増えやすい傾向があるので注意が必要です。

飲み忘れを防ぐ

ピルの飲み忘れは、不正出血の原因になることがあります。

飲み忘れると女性ホルモンが減少し、子宮内膜の維持が難しくなるため、生理のような状態で出血が起こることがあります。毎日決まった時間にアラームを設定するなど、飲み忘れを防ぐ工夫をしましょう。便秘や下痢がひどい方も腸でのピルの吸収率が低下し、不正出血の原因となることがあります。便秘や下痢などがないかも注意してみて下さい。

体調管理を心がける

ストレスや体調不良などにホルモンが影響し、不正出血となったり、その他副作用を起こすこともあります。十分な睡眠をとり、栄養バランスの取れた食事を心がけることも大切です。また、基礎体温を記録しておくことで、不正出血の原因を突き止めるための大きな手がかりになります。

他の薬との併用に注意

他の薬やサプリメントとの併用は、できるものとできないものがあります。

薬の種類によっては体に不調をきたす原因になりかねません。併用したい薬やサプリメントがある場合は、医師に相談しましょう。

あゆみレディースクリニック高田馬場でのピル相談

「ピルの副作用がつらい」「自分に合ったピルを見つけたい」とお悩みの方は、あゆみレディースクリニック高田馬場にご相談ください。

当院は、高田馬場駅から徒歩1分の便利な立地で、WEB予約・LINE予約にも対応しています。女性医師が常駐し、医師は全員産婦人科専門医ですので、デリケートな悩みも相談しやすい環境です。

多様な治療選択肢を提供

当院では、生理痛(月経困難症)やPMS/PMDDなど、女性特有の悩みに幅広く対応しています。

低用量ピルだけでなく、黄体ホルモン薬や漢方など、症状に合わせて無理のない方法を一緒に考えていきます。「毎月寝込むのが当たり前」を変えるきっかけになるかもしれません。

丁寧な説明と安心のサポート

ピルの副作用や注意点(血栓症など)についても、定期的に確認しながら進める前提で相談できるのが安心材料です。

また、必要があれば適切な医療機関へ紹介する体制も整えています。まずは、いま困っている症状(いつから・どんな時に・量や痛みの程度)をメモして受診すると、話がスムーズです。

「これって普通?」と思うことでも、気軽に相談できる環境を整えています。ピルの副作用に悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

ピルの副作用は、飲み始めの時期に起こりやすく、多くの場合は一時的なものです。

吐き気は1~2週間程度で改善することが多く、不正出血は2~3シート目(2~3か月目)以降には治まることがほとんどです。ただし、3か月以上副作用が続く場合や、症状がひどい場合は、医師に相談することが大切です。

ピルの種類を変更することで副作用が解消される可能性もありますし、他の病気が隠れている可能性もあります。我慢せずに、早めに医療機関を受診しましょう。

副作用を軽減するためには、服用時間を工夫したり、飲み忘れを防いだり、体調管理を心がけたりすることも有効です。基礎体温を記録しておくことで、不正出血の原因を突き止める手がかりにもなります。

あゆみレディースクリニック高田馬場では、産婦人科専門医丁寧に相談に乗り、一人ひとりに合った治療法を提案しています。ピルの副作用に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

著者情報

院長 佐藤 歩美

経歴
横浜市立大学医学部 卒業
NTT東日本関東病院 勤務
総合母子保健センター 愛育病院 勤務
ベビースマイルレディースクリニック有明 副院長などを経て 現在に至る

資格・所属学会
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医
女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本性感染症学会 認定医
日本抗加齢医学会 認定医
日本医師会 認定産業医

チャットボット チャットボット