主な検査項目
最近は妊娠年齢が高くなっていて、下記に含まれるような病気を合併している女性が見られます。妊娠中の検査や治療には制限がありますので、妊娠前にチェックしておくことをおすすめいたします。
問診
月経の周期や状態など、また既往症やアレルギー、感染症などをお伺いします。ご自身で気になることがあれば、遠慮無くご質問ください。
- 血液検査
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- 血液型(ABO/Rh)
- 貧血チェック
- 肝腎機能
- 風疹抗体検査
- 梅毒検査
- HBs抗原検査(B型肝炎ウイルスの感染を調べます)
- HCV抗体検査(C型肝炎ウイルスの感染を調べます)
- HIV検査
- クラミジア抗体検査(過去クラミジア感染の既往を調べます)
- 血糖値/HbA1c(糖尿病のスクリーニングです)
- 甲状腺機能
- 栄養(葉酸/フェリチン/亜鉛/ビタミンD)
などを調べます。それ以外にもオプションでトキソプラズマ抗体やサイトメガロウイルス抗体、AMH(卵巣予備能を反映します)などを追加することも可能です。
- 超音波検査(子宮・卵巣)
- 子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気がないかを調べます。
- 子宮頸がん検診
- 子宮頸がんは20ー30代女性に多く、原因の一つとしてHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が挙げられます。HPVが持続的な感染を起こすと、異形成が出現し、その後進行すると子宮頸がんへと進んでいきます。早期発見することで、侵襲の少ない方法で治療を行うことが可能であり、1−2年ごとの定期的な検査が推奨されます。
- クラミジア・淋菌PCR検査/膣培養検査
- 特に自覚症状が無くても感染している場合も御座いますので、この機会に検査をおすすめします。