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「マルシロンって他のピルと何が違うの?」「自分に合うピルはどれなのか、種類が多くてよくわからない」——そんなふうに迷っている方は、とても多くいらっしゃいます。
結論からお伝えすると、マルシロン配合錠は、デソゲストレルとエチニルエストラジオールを含む第3世代黄体ホルモンを含む低用量ピルです。2026年6月19日に「月経困難症」を効能・効果として製造販売承認を取得し、2026年9月1日から保険適用での処方が可能となります。 デソゲストレルはアンドロゲン作用が比較的弱い黄体ホルモンとして知られています。なお、マルシロン配合錠は月経困難症の治療薬として承認された医療用医薬品であり、保険適応での処方が可能です。
この記事では、マルシロンの特徴を中心に、低用量ピルの世代別の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。
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- ✅ マルシロン配合錠の成分・特徴とメリット・注意点
- ✅ 第1〜4世代の低用量ピルの違いと選び方の考え方
- ✅ ピル処方を検討するときに知っておきたい注意事項
ピルを検討するきっかけ——こんなお悩みはありませんか?
低用量ピルを検討する理由は、人によってさまざまです。「生理痛がつらくて仕事や日常生活に支障が出ている」「生理前になるとイライラや頭痛がひどい(PMS)」「ニキビが周期的に悪化する」「避妊をしっかりしたい」——これらはどれも、ピルが力になれる可能性がある場面です。
一方で、「種類が多くてどのピルを選べばいいかわからない」「副作用が心配でなかなか踏み出せない」という声もよく聞かれます。特にマルシロン配合錠という新しい医療用医薬品について、「これまでのピルと何が違うのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。ピルの種類によって含まれるホルモンの種類や量が異なり、向いている症状・体質も変わります。「とりあえず処方してもらえれば何でもいい」ではなく、自分の状態に合ったものを選ぶことが、より快適に使い続けるためのポイントです。
まずはピルの基本的な仕組みと「世代」の違いから、順番に整理していきましょう。
低用量ピルが使われる主なシーン
低用量ピルは、大きく分けて「自費処方(避妊目的など)」と「保険適用(月経困難症・子宮内膜症など)」の2つの使われ方があります。同じピルでも使用目的によって処方の区分が変わることがあるため、受診時に医師にしっかり相談することが大切です。
また、ピルは毎日飲み続けることが基本であるため、生活スタイルに合わせて飲みやすいものを選ぶという視点も重要です。
よくある誤解——「ピルは若い人だけが使うもの」?
「ピルは20代の避妊目的に使うもの」というイメージを持っている方もいますが、これは誤解です。低用量ピルは思春期の月経トラブルから、30-40代のPMS・子宮内膜症の治療まで幅広いライフステージで活用されています。年齢や悩みの種類を問わず、一度婦人科に相談してみることをおすすめします。

低用量ピルの「世代」とは?成分の仕組みをやさしく解説
低用量ピルには「世代(第1〜第4世代)」という分類があります。これはピルに含まれる黄体ホルモン(プロゲスチン)の種類の違いによる分類です。エストロゲン(卵胞ホルモン)は多くのピルで同じ「エチニルエストラジオール」が使われていますが、プロゲスチンの種類によってそれぞれ特性が異なります。天然型の卵胞ホルモンであるエステトロールとドロスピレノンを配合したピル(アリッサ®)や黄体ホルモンのみ配合したミニピル(スリンダ®・セラゼッタ®など)などピルの種類は年々増加し、自分の体質やニーズに合ったものを選べるようになってきています。
ピルの「世代」を知ることで、自分の症状や体質に合ったものを選ぶ手がかりになります。以下のPoint boxで各世代の特徴を整理します。
第1世代(ノルエチステロン)・第2世代(レボノルゲストレル)は比較的古くから使われており、国内での使用実績が豊富です。アンドロゲン活性がやや強めの傾向があり、ニキビや多毛などが気になる方にはやや注意が必要なことがあります。一方で第1世代のルナベル®では低用量(LD)と超低用量(ULD)の選択が可能であり、第2世代のジェミーナ®では月1回月経を起こす周期投与と77日内服後に休薬を入れる連続投与の選択が可能です。
第3世代にはデソゲストレルやゲストデンを含む製剤があります。デソゲストレルはアンドロゲン作用が比較的弱い黄体ホルモンとして知られており、マルシロン配合錠もデソゲストレルを含む第3世代のホルモン配合剤です。 マルシロン配合錠は2026年6月に、月経困難症を効能・効果として承認され、2026年9月1日より保険適用で処方可能となります。アンドロゲン作用が比較的弱いため、ニキビなどの肌トラブル・多毛の改善などへの効果が期待できます。
第4世代はドロスピレノンという成分を含み、抗アンドロゲン作用に加え抗ミネラルコルチコイド作用も持つのが特徴です。むくみや体重増加が気になる方や、PMSの症状が強い方に向いているとされることがあります。ヤーズは周期的に月1回の月経を起こすのに対し、ヤーズフレックスは連続内服が可能となり、保険適用での処方が可能です。スリンダはミニピルと言われる黄体ホルモンのみ含有するピルで血栓症などへの影響が少ないタイプですが自費での処方となります。
エストロゲン量でも種類が変わる
低用量ピルに含まれるエストロゲンの量は、製品によって異なります。一般的にはエチニルエストラジオール20μg(超低用量)〜35μg(低用量)の範囲が多く使われています。エストロゲン量が少ないほど吐き気・乳房の張りなどの副作用が出にくい一方で、飲み忘れたときの不正出血(消退出血以外の出血)が生じやすくなることがあります。マルシロン配合錠は、1錠中にデソゲストレル0.15mg(150μg)とエチニルエストラジオール0.02mg(20μg)を含有しています。
単相性・多相性という違いもある
ピルにはホルモン量が21〜28錠を通じて一定の「単相性(一相性)」と、段階的に変化する「多相性」があります。マルシロン配合錠は、1錠中にデソゲストレル0.15mgとエチニルエストラジオール0.02mgを含む製剤です。承認された用法・用量は、1日1錠を毎日服用します。服用期間は24-80日の間で調整が可能なのが一番の特徴となります。休薬を4日いれると消退出血がおきます。4日休薬後は服用を再開して連続投与と休薬を繰り返します。多相性ピルは月経周期に近い形でホルモンが変動するよう設計されていますが、飲む順番を守る必要があります。
マルシロン配合錠(第3世代)の特徴・メリット・注意点
マルシロン配合錠は、デソゲストレル0.15mg(150μg)とエチニルエストラジオール0.02mg(20μg)を含む第3世代のホルモン配合剤です。 2026年6月19日に製造販売承認を取得し、「月経困難症」を効能・効果とする医療用医薬品として承認されています。従来海外で使用されてきたMERCILONと同じ名称を由来とする製剤ですが、日本では「マルシロン配合錠」という販売名で承認されています。ここでは、マルシロンのメリットと注意すべき点を整理します。
✅ マルシロン配合錠の特徴
- ・デソゲストレル0.15mg+エチニルエストラジオール0.02mg(20μg)を含むホルモン配合剤
- ・第3世代のプロゲスチンであるデソゲストレルを含む
- ・月経困難症を効能・効果として承認された医療用医薬品
- ・1日1錠を24~80日間連続服用した後、4日間休薬する用法が承認されている
⚠️ マルシロン配合錠の注意点
- ・血栓リスクは第2世代よりやや高いとも言われる(喫煙・肥満・血栓症既往のある方は特に要相談)
- ・喫煙習慣がある方は、年齢や喫煙本数を含めて医師に必ず伝える
- ・血栓症の既往歴などがある場合は、低用量ピルは服用できません
- ・服用中に血栓症を疑う症状が出た場合は、直ちに服用を中止して医療機関を受診する
- ・飲み忘れた場合は対処法を事前に確認しておく必要がある
- ・むくみへの効果は第4世代(ドロスピレノン系)ほど期待しにくい場合がある
- ・開始当初は吐き気・頭痛・不正出血が生じることがある(個人差があります)
マルシロン配合錠はどのような場合に使用される?
マルシロン配合錠は、月経困難症の治療を目的として承認された医療用医薬品です。月経時の痛みなどが強く、月経困難症と診断された場合に、医師が治療の選択肢の一つとして検討します。
マルシロン配合錠を服用する際の血栓症について
⚠️ 血栓症に関する注意事項
低用量ピル全般に共通するリスクとして、血栓症(特に深部静脈血栓症・肺塞栓症)があります。マルシロン配合錠はエストロゲンを含むため、わずかではありますが血栓症のリスクを上げる可能性があります。 年齢、喫煙、肥満、家族歴などのリスク因子にかかわらず血栓症があらわれることがあるため、服用前に医師へ既往歴や現在の健康状態を伝えることが重要です。以下に該当する方は必ず受診時に医師へ申告してください。
- 現在または過去に血栓症にかかったことがある
- 35歳以上で喫煙習慣がある(1日15本以上)
- BMIが高い(肥満)
- 長時間の安静・寝たきり状態が続いている
- 片頭痛(前兆のある偏頭痛)がある
脚のむくみ・しびれ・突然の激しい頭痛・胸の痛みなど、服用中に気になる症状が出た場合は、すぐに受診してください。
世代別ピルの特徴比較——マルシロン配合錠はどう違う?
ここでは低用量ピルの世代別の特徴を表にまとめます。マルシロン配合錠(第3世代)が他のピルとどう異なるのかを、一覧で確認してみてください。
| 分類 | 黄体ホルモン成分例 | アンドロゲン活性 | 血栓リスク目安 | 特に向くとされる症状・状況 |
|---|---|---|---|---|
| 第1世代 | ノルエチステロン | やや高め | 低め | 月経困難症・避妊 |
| 第2世代 | レボノルゲストレル | やや高め | 低め〜中程度 | 月経困難症・避妊。緊急避妊薬にも同系統成分が使用 |
| 第3世代 (マルシロン配合錠はここ) |
デソゲストレル/ゲストデン | 低い | 中程度(第2世代よりやや高め) | マルシロン配合錠は月経困難症の治療薬として承認 |
| 第4世代 | ドロスピレノン | 低い(抗アンドロゲン作用) | 中程度 | むくみ・PMS症状・月経困難症(保険適用あり) |
上記の表はあくまで一般的な特性の傾向をまとめたものです。実際にどのピルが適しているかは、個人の体質・既往歴・生活習慣・目的などを考慮して医師が判断します(個人差があります)。自己判断で選ぶのではなく、婦人科での診察・問診を経て処方を受けることが大切です。
「ピルを変えてほしい」と思ったときはどうする?
現在服用中のピルで吐き気・頭痛・不正出血・気分の落ち込みなどが続く場合、別のピルに変更することを検討できる場合があります。ただし、自己判断で急に服用をやめることはおすすめしません。症状が続く場合は必ず処方した医師に相談し、適切な変更方法を確認しましょう。
ピルと他の薬の飲み合わせに注意
低用量ピルは一部の薬・サプリメントと相互作用を起こすことがあります。例えば、抗てんかん薬・結核治療薬・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含むサプリメントなどはピルの効果に影響する可能性があります。服用中の薬やサプリがある場合は、受診時に必ず医師へ伝えましょう。
あゆみレディースクリニック高田馬場のピル診療について
東京都新宿区高田馬場にあるあゆみレディースクリニック高田馬場では、低用量ピルをはじめとしたホルモン療法・月経トラブルの相談を、女性医師がお一人おひとりに寄り添いながら行っています。
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- ●医師全員が産婦人科専門医。院長・佐藤歩美先生は産婦人科専門医・女性ヘルスケア専門医・性感染症認定医などを含む5つの専門資格を保有し、思春期から更年期まで幅広い女性の悩みに対応しています。
- ●保険適用のLEPと自費のピルの両方に対応。月経困難症などの治療目的と避妊目的では使用する薬や保険適用の扱いが異なるため、症状や目的に合わせて医師が治療方法を提案します。
- ●金曜日は20時まで夜間診療(夜間・休日加算500円)。月〜土曜日に診療しているため、仕事帰りの働く女性にも受診していただきやすい環境です。高田馬場駅から徒歩1分のアクセスです。
- ●WEB予約・LINE予約・WEB問診・オンライン診療に対応。待ち時間を最小限にできる体制を整えています。英語対応・マイナ保険証にも対応しています。

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よくあるご質問(FAQ)
まとめ:マルシロンと低用量ピルの違いを知って、自分に合った選択を
- ✅ マルシロンは第3世代の低用量ピルで、デソゲストレルを含みアンドロゲン活性が低いのが特徴。ニキビ・皮脂トラブルが気になる方に向きやすいとされている
- ✅ 低用量ピルは第1〜第4世代があり、含まれる黄体ホルモンの種類によって特性・向く症状が異なる
- ✅ 血栓リスク・既往歴・喫煙状況などを踏まえた上で、医師が最適なピルを判断する。自己判断での選択は避けること
- ✅ 服用中に気になる症状が出たら自己判断で中止せず、必ず医師に相談する
- ✅ 高田馬場で婦人科を探している方は、あゆみレディースクリニック高田馬場(高田馬場駅徒歩1分・産婦人科専門医・助産師常駐・金曜夜20時まで)にお気軽にご相談ください
ピルのこと、まずはお気軽にご相談ください
東京都新宿区高田馬場・高田馬場駅徒歩1分。女性医師・専門医が丁寧に診察します。金曜夜20時まで診療、WEB予約・LINE予約に対応しています。





👩⚕️ 院長コメント / 佐藤 歩美 先生(産婦人科専門医・女性ヘルスケア専門医)
「ピルは種類が多く、初めての方はどれを選べばいいか迷うのが当然です。当院では問診をていねいに行い、お一人おひとりの症状・体質・ライフスタイルに合わせてピルをご提案しています。ピルの種類によって起きやすい副作用も違います。ジェネリックの有無・保険適用か自費かでピルの価格も異なります。月経が月1回定期的が良い人もいれば、月経回数を減らせるなら減らしたい方もいます。ピル内服で期待するポイントは人それぞれです。ピルは内服開始した場合ある一定期間内服継続する必要のある薬であり、‘飲み続けやすいかどうか’も大切なポイントなので、副作用のご不安やライフプランのご希望もぜひ遠慮なく話してください。”困ったときはまずあゆみへ”と気軽に来ていただける場所でありたいと思っています。」