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アブリスボとは?妊婦が接種するRSウイルスワクチンの効果と赤ちゃんへのメリット

アブリスボとは?妊婦が接種するRSウイルスワクチンの効果と赤ちゃんへのメリット|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

アブリスボとは?妊婦が接種するRSウイルスワクチンの効果と赤ちゃんへのメリット|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

「生まれてくる赤ちゃんを、RSウイルスから守りたい」

そんな願いを叶えるワクチンが、2024年に日本で使用可能になりました。それがRSウイルスワクチン【アブリスボ®】です。妊娠中のお母さんに接種することで、生まれてくる赤ちゃんがRSウイルスにかかったときに重症化するのを防ぐ、新しいタイプのワクチンとして注目されています。

RSウイルスは、生後6ヶ月以内の赤ちゃんにとって、重症化のリスクが高い感染症です。特効薬がないため、感染すると入院が必要になることも少なくありません。しかし、アブリスボの登場により、妊娠中から赤ちゃんを守る選択肢が生まれました。

さらに嬉しいニュースとして、2026年4月からは定期接種(公費負担)となる見通しです。これまで費用面で悩まれていたご家族にとっても、接種しやすい環境が整います。

RSウイルス感染症とは?赤ちゃんにとっての脅威

RSウイルス感染症は、呼吸器に感染するウイルスです。

大人や年長の子どもであれば、軽い風邪のような症状で済むことが多いのですが、生まれたばかりの赤ちゃんにとっては全く別の話になります。生後1歳までに50%以上、2歳までにはほぼ100%の子どもが感染すると言われており、非常に身近な存在といえます。

重症化しやすい生後6ヶ月以内の赤ちゃん

特に生後6ヶ月以内の赤ちゃんは、免疫機能が未熟なため重症化しやすいという特徴があります。

RSウイルスに感染すると、細気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。症状としては、ゼーゼー・ヒューヒューという苦しそうな呼吸、呼吸のたびに胸がペコペコとへこむ陥没呼吸、さらには呼吸が止まってしまう無呼吸発作などが現れます。おっぱいやミルクが飲めなくなり、脱水症状に陥ることもあるのです。

日本では、年間約12万〜14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、そのうち約3万人が入院を必要とすると推定されています。入院率が高い感染症であることがわかります。

特効薬がない感染症

RSウイルス感染症には、残念ながら特効薬がありません。

治療は対症療法が中心となり、重症化した場合は入院の上、酸素吸入や点滴による治療が必要になります。人工呼吸による集中治療が必要になることもあるため、「かかる前に守る」ことが何より重要なのです。

アブリスボとは?母子免疫ワクチンの仕組み

アブリスボは、妊婦さんに接種することで赤ちゃんを守る「母子免疫ワクチン」です。

これまでのワクチンは、接種した本人が抗体を作り、自分自身を守るタイプでした。しかし、アブリスボは全く新しいアプローチを採用しています。妊娠中のお母さんがワクチンを接種することで、お母さんの体内でRSウイルスと戦う抗体が作られ、その抗体が胎盤とへその緒を通じて赤ちゃんにプレゼントされるのです。

赤ちゃんは生まれた瞬間から守られている

生まれたばかりの赤ちゃんは、免疫機能が未熟なため、ワクチンを接種しても抗体が作れません。

しかし、母体にRSウイルスワクチンを接種することで、胎児にお母さんが作った抗体が移行し、生後の免疫が可能になります。つまり、赤ちゃんは生まれた瞬間から、お母さんからもらった抗体のバリアで守られた状態で誕生するのです。一番重症化しやすい「生まれてすぐ〜生後6ヶ月ごろ」の期間を、お母さんからもらった免疫で守り、かかったとしても重症化することを予防することができます。

世界的にも認められた安全性

アブリスボは、2023年8月からアメリカやヨーロッパで承認され、接種が推奨されています。

世界的にも安全性が確認され、一般的に使用されているワクチンです。日本でも2024年5月に発売が開始され、日本産婦人科学会や日本小児科学会も接種を推奨しています。

アブリスボの効果はどれくらい?予防効果と持続期間

実際の効果について、データを見てみましょう。

国際共同第Ⅲ相試験(MATISSE試験)では、日本を含む18か国で約7,000人の妊婦さんを対象に、アブリスボ接種グループと偽薬接種グループに分けて調査が行われました。この大規模な研究により、アブリスボの有効性が科学的に証明されています。

重症化予防効果は約82%

生後90日時点での重症化予防効果は、約82%という高い数値が示されました。

生後120日では約74%、生後150日では約71%、生後180日では約69%と、生後6ヶ月間にわたって高い予防効果が持続します。今まで治療薬も非常に限られたRSウイルスを、ここまで予防できるのは画期的なことです。

発症予防効果も約50%

重症化だけでなく、発症そのものを予防する効果も確認されています。

医療機関の受診を必要とするRSウイルス関連下気道感染症に対して、生後90日時点で約57%、生後180日時点で約51%の予防効果があります。「咳がひどくてRSウイルス感染症かな?」と心配する機会も半減するというわけです。

効果持続期間は生後6ヶ月程度

アブリスボの効果は、生後6ヶ月程度持続すると考えられています。

生後6ヶ月以降は効果が下がりますが、その時期になると赤ちゃんの免疫機能が発達しているため、感染しても重症化しにくくなっています。最もリスクの高い時期を、しっかりと守ることができるのです。

接種時期と方法・副反応について

アブリスボの接種について、具体的な内容をご説明します。

接種時期は妊娠24〜36週

アブリスボは、妊娠24〜36週の妊婦さんが対象です。

最も効果的な接種時期は、妊娠28〜36週とされています。この時期に接種することで、母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高め、その抗体が胎盤を通じて胎児に移行します。接種は1回0.5mLを筋肉注射で行い、1回で完了するため、忙しい妊娠中に何度も病院に行く必要はありません。この時期は2週に1回の頻度で妊婦健診を行っており、多くの施設で健診時に同時にワクチン接種に対応しています。

副反応は軽症から中等症程度

ワクチンの副反応については、妊婦さんへの投与による調査で確認されています。

重症の副反応はなく、軽症から中等症程度でした。主な副反応としては、注射部位の腫れ・赤み・痛み(約40%)、頭痛、疲労感、筋肉痛(約26.5%)などが報告されています。他の予防接種と比較しても、比較的マイルドな副反応と言えます。

早産の増加や新生児の異常の増加は報告されておらず、産まれてくる赤ちゃんに悪影響がないことが証明されています。妊娠高血圧症候群については注意が必要と言われており、妊娠高血圧症候群のリスク検査で陽性となった方や、過去の妊娠時に妊娠高血圧症候群を発症した方などは主治医とよく相談して接種を検討してください。

2026年4月から定期接種化へ

嬉しいニュースがあります。

2026年4月から、アブリスボが定期接種(公費負担)となる見通しです。これまでは任意接種で、費用は約3万円から4万円程度かかっていましたが、定期接種化により原則として公費(無料または少額の自己負担)で接種できる環境が整います。国が「RSウイルス対策は、社会全体で赤ちゃんを守るために必要不可欠だ」と認めた、非常に大きな出来事です。

あゆみレディースクリニック高田馬場でのサポート

当院では、妊娠中の皆さまが安心して出産を迎えられるよう、さまざまなサポートを提供しています。

女性医師による診療

あゆみレディースクリニック高田馬場では、すべての医師が産婦人科専門医であり、女性医師が常駐しています。「生理痛がつらいけど、病院に行くほどかな…」「おりもののにおいが気になる。でも相談しにくい…」そんな”ちょっとした不安”こそ、婦人科に相談していいサインです。助産師も常駐しており、患者さんはより相談しやすいと感じていただけるでしょう。

高田馬場駅から徒歩1分の好立地

当院は、高田馬場駅から徒歩1分という便利な立地です。

予約制によるWEB予約やLINE予約に対応しており、忙しい中でも通いやすい環境を提供しています。妊娠中は体調の変化も多い時期ですので、アクセスの良さは大きなメリットになります。

幅広い婦人科疾患への対応

当院では、生理痛や生理不順、PMS、PMDD、不正出血やおりものの変化といった婦人科の一般的な問題を幅広く扱っています。

特に月経困難症では、鎮痛薬だけでなく低用量ピルや漢方など多様な治療選択肢を提供しており、患者さんが毎月の生理で苦しむ状況を改善する手助けをしています。検査においては、子宮頸がん検査後のコルポスコピーでの詳細な説明があり、患者さんが自身の状態を理解しやすいように配慮されています。

適切な医療機関への紹介体制

患者さんの症状に応じて、適切な医療機関への紹介も行っています。

まずは症状をメモして相談することを推奨しています。「いつから」「どんな時に」「量や痛みの程度」などを整理しておくと、診察がスムーズに進みます。

まとめ:赤ちゃんを守る最初のプレゼント

アブリスボは、妊娠中のお母さんが赤ちゃんに贈る「最初のプレゼント」と言えます。

RSウイルス感染症は、生後6ヶ月以内の赤ちゃんにとって重症化のリスクが高く、特効薬もない感染症です。しかし、妊娠中にアブリスボを接種することで、生まれてくる赤ちゃんを約82%の確率で重症化から守ることができます。

接種時期は妊娠24〜36週、最も効果的なのは妊娠28〜36週です。副反応は軽症から中等症程度で、赤ちゃんへの悪影響は報告されていません。2026年4月からは定期接種化される見通しで、費用面でも接種しやすい環境が整います。

あゆみレディースクリニック高田馬場では、産婦人科専門医により診療、助産師と連携した診療、高田馬場駅から徒歩1分の好立地、WEB予約・LINE予約対応など、妊娠中の皆さまが安心して受診できる環境を整えています。

「生まれてくる赤ちゃんを、RSウイルスから守りたい」

その想いを実現するために、アブリスボの接種をご検討ください。ご不明な点がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。皆さまの安心した出産を、心よりサポートいたします。


著者情報

院長 佐藤 歩美

経歴
横浜市立大学医学部 卒業
NTT東日本関東病院 勤務
総合母子保健センター 愛育病院 勤務
ベビースマイルレディースクリニック有明 副院長などを経て 現在に至る

資格・所属学会
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医
女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本性感染症学会 認定医
日本抗加齢医学会 認定医
日本医師会 認定産業医

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