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妊娠が分かったらいつ病院へ?初診のベストなタイミングと受診の流れを産婦人科医が解説

妊娠が分かったらいつ病院へ?初診のベストなタイミングと受診の流れを産婦人科医が解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

妊娠が分かったらいつ病院へ?初診のベストなタイミングと受診の流れを産婦人科医が解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

妊娠検査薬で陽性が出たとき、嬉しさと同時に「いつ病院に行けばいいの?」という疑問が浮かびますよね。

早すぎても胎嚢が確認できず不安になりますし、遅すぎると異所性妊娠などのリスクを見逃す可能性があります。産婦人科医として多くの妊婦さんを診てきた経験から、初診の最適なタイミングと受診の流れを詳しくお伝えします。

この記事では、妊娠週数の正しい数え方から、初診で行われる検査の内容、持参すべきもの、そして受診前に準備しておくべきことまで、妊娠初期に知っておきたい情報を網羅的に解説していきます。

妊娠検査薬で陽性が出たら・・・まず確認すべきこと

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、まず落ち着いて以下の情報を整理しましょう。

最終月経開始日を正確に把握することが最も重要です。妊娠週数の計算や出産予定日の算出は、この日を起点として行われます。生理不順がある方は、さらに1回前の生理開始日も記録したり、普段のだいたいの月経周期(生理がきて次の生理がくるまでの日数)を把握して受診すると診察がスムーズに進みます。

基礎体温を測定している方は、高温期が続いていることを確認してください。通常、月経周期に伴って低温期と高温期が繰り返されますが、妊娠すると高温期が16日以上続く特徴があります。基礎体温表があれば、受診時に持参すると医師が妊娠週数を推測する際の参考になります。

妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出する仕組みです。このホルモンは妊娠4週頃から検出可能な量になりますが、個人差があるため、生理予定日の1週間後くらいに使用するのが推奨されています。

もし生理予定日より早く検査して陰性だった場合でも、生理が来なければ1週間後に再検査することをおすすめします。市販の妊娠検査薬の精度は病院で使用するものとほぼ同等ですが、子宮外妊娠や流産の可能性は判別できないため、陽性反応が出たら必ず産婦人科を受診してください。

また、妊娠検査薬で陽性が出た時点では、まだ正常な妊娠かどうかは分かりません。子宮内に胎嚢があることを確認して初めて、正常な妊娠と判断できます。そのため、陽性反応が出たら必ず医療機関を受診することが大切です。

初診のベストなタイミングは生理予定日から約2週間後

結論から言うと、生理予定日から約1~2週間後が初診の最適なタイミングです。

これは妊娠週数でいうと妊娠5~6週頃にあたります。この時期であれば、超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)を確認でき、正常な妊娠かどうかを判断できます。妊娠6週を過ぎると赤ちゃんの心拍も確認できる可能性が高くなります。

早すぎる受診(妊娠4週頃)では、まだ胎嚢が見えないことが多く、「また来週来てください」と言われることになります。何度も通院するのは時間的にも精神的にも負担になりますよね。

一方で、遅すぎる受診も避けるべきです。異所性妊娠(子宮外妊娠)は放置すると命に関わる危険があります。胎嚢が子宮内にあることを早期に確認することで、こうしたリスクを回避できます。

妊娠週数の数え方について補足します。医学的には、最終月経開始日を妊娠0週0日として計算します。生理周期が28日の方の場合、生理予定日が妊娠4週0日、生理予定日から2週間後が妊娠6週0日となります。生理が2週間遅れた時点で受診すると妊娠6週目ということになります。

ただし、人によっては排卵時期が少し遅いこともあるため、妊娠8週から10週の間で赤ちゃんの大きさと月経周期から計算した妊娠週数が一致しない場合は、週数を修正することがあります。不妊治療を受けていた方など正確な排卵日がわかっている場合は、その日から計算します。

生理不順がある方は、最終月経開始日だけでは正確な妊娠週数が分からないこともあります。その場合は、超音波検査で測定した赤ちゃんの大きさから分娩予定日を決定します。

初診前に準備しておきたい3つのポイント

①最終月経開始日と生理周期の記録

問診票には必ず最終月経開始日を記入する欄があります。

「いつ頃だったかな・・・」と曖昧な記憶では、正確な妊娠週数が分からず、診察に支障が出ることがあります。スマートフォンのカレンダーアプリや生理管理アプリに記録している方は、その情報を確認しておきましょう。

生理不順がある方は、その旨も伝えてください。生理周期が28日より長い・短い場合や、周期がバラバラな場合は、妊娠週数の推測に影響します。

また、前回の生理の期間や量についても覚えている範囲で伝えていただけると参考になります。いつもより軽い生理だった場合、それは着床出血だった可能性もあり、実際の妊娠週数がずれることがあります。

②過去の妊娠・出産・手術の履歴

今までに妊娠や出産の経験がある方は、その回数と分娩方法、妊娠経過に合併症などなかったか経腟分娩か帝王切開か、切迫早産や早産、血圧や血糖値の上昇がなかったか、分娩時の出血が多かったかなど)を整理しておきましょう。

つらい記憶かもしれませんが、流産や中絶の経験も医師に伝える必要があります。これらの情報は今回の妊娠管理に重要な意味を持ちます。パートナーやご家族に知られたくない場合は、その旨を伝えていただければ、医師には守秘義務がありますので口外することはありません。

過去の手術歴も重要です。特に子宮や卵巣の手術、帝王切開の経験は、今回の分娩方法に影響することがあります。子宮筋腫の手術や卵巣嚢腫の手術を受けたことがある方は、手術の時期や内容を覚えている範囲で伝えてください。

また、不妊治療を受けていた方は、治療内容や使用していた薬についても情報を整理しておくと良いでしょう。

③持病・アレルギー・服用中の薬の確認

持病がある方は、病名と現在の治療内容を整理しておきましょう。

糖尿病、高血圧、甲状腺疾患、喘息などは妊娠中に悪化したり、使用している薬を変更する必要があったりします。アレルギーについても、薬剤アレルギーや食物アレルギーがあれば必ず申告してください。

現在服用している薬がある場合は、お薬手帳を持参するか、薬の名前をメモしておくと安心です。妊娠中は使用できない薬もあるため、医師が適切な代替薬を検討します。

サプリメントや漢方薬を飲んでいる方も、その情報を伝えてください。一般的に安全とされているものでも、妊娠中は避けた方が良い成分が含まれていることがあります。

家族の病歴についても聞かれることがあります。特に糖尿病や高血圧、遺伝性疾患などは、妊娠中のリスク評価に役立ちます。

初診当日の服装と持ち物

着替えやすい服装がベスト

初診では内診(経腟超音波検査)を行うため、着脱しやすい服装で来院することをおすすめします。

チュニックや長めのトップスとゆったりしたパンツ、またはフレアスカートが理想的です。オールインワンやサロペットは着脱に時間がかかるため避けた方が無難です。ストッキングやタイツは脱ぐ必要がありますが、靴下は履いたままで大丈夫です。

簡単に言えば、「トイレで下ろすものは脱ぐ」と考えていただければ分かりやすいでしょう。靴も脱ぎ履きしやすいものを選び、ハイカットスニーカーやロングブーツは避けましょう。

また、内診台に上がる際に下着を脱ぐことになりますので、スカートの方が着替えやすいという声もあります。ただし、パンツスタイルでも問題ありませんので、ご自身が楽な服装を選んでください。

必須の持ち物リスト

マイナ保険証(もしくは資格確認証など保険情報がわかるもの)は必ず持参してください。正常な妊娠確認は自費診療ですが、状況によって保険診療になることがあります。また、今後の妊婦健診でも必要になります。

生理用ナプキンも持参することをおすすめします。内診後に少量の出血があったり、検査で使用した水が後から流れ出てきたりすることがあります。クリニックにも用意されていますが、自分に合ったものを持っていく方が安心です。

お金は1~2万円程度用意しておきましょう。初診の費用は検査内容によって異なりますが、自費診療の場合は1万円前後、保険診療やエコー検査以外に採血などの追加検査がある場合はそれ以上かかります。クレジットカードが使えるクリニックもありますが、念のため現金も持参すると安心です。

基礎体温表や他院での検査結果、紹介状がある場合は、それらも持参してください。診察の参考になります。お薬手帳も忘れずに持っていきましょう。

メモ帳とペンもあると便利です。医師からの説明を書き留めたり、気になることを質問したりする際に役立ちます。

初診での検査の流れと内容

問診で詳しく状況を確認

受付後に問診の記入を求められることが多いです。最近では受診前にWEB問診をあらかじめ入力することができるクリニックも増えています。

問診では、最終月経開始日・月経周期・過去の妊娠出産歴・病歴・アレルギー・現在の健康状態などを確認します。答えにくい内容もあるかもしれませんが、あなたと赤ちゃんの健康を守るために必要な情報ですので、できるだけ正確に答えてください。

医師には守秘義務がありますので、家族にも秘密は守られます。安心してお話しください。

問診票の記入が終わったら、診察室に呼ばれて医師と直接お話しします。問診票に書ききれなかったことや、気になる症状があれば、このタイミングで伝えましょう。

尿検査で妊娠ホルモンを確認

指定されたトイレで採尿して提出し、尿中のホルモン検査を行うことがあります。ただし、全例ではなく必要ない場合もあります。

市販の妊娠検査薬と同じように、尿中のhCGホルモンを検出して妊娠を確認します。病院での検査と市販の検査薬の精度はほぼ同等ですが、病院では結果を医学的に解釈し、次のステップを判断します。

通常の妊婦健診時にも尿検査があります。この時は尿卵白や尿糖の有無もチェックします。これらは妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスク評価に役立ちます。

経腟超音波検査で胎嚢と心拍を確認

内診台に上がり、経腟超音波検査を行います。

細長い超音波プローブ(親指くらいの太さ)を腟内に挿入して、子宮内の状態を観察します。この検査で、胎嚢(赤ちゃんの袋)の有無、位置、大きさ、赤ちゃんの心拍などを確認します。

妊娠5週頃には胎嚢が確認でき、妊娠6週を過ぎると心拍が確認できることが多いです。心拍が確認できれば、流産のリスクが大きく下がり、妊娠が順調に進んでいると判断できます。

検査前に膀胱におしっこが溜まっていると見えにくいことがあるため、診察前にトイレを済ませておくことをおすすめします。

超音波検査では、子宮や卵巣の状態も同時に観察します。子宮筋腫や卵巣嚢腫などがあれば、この時点で発見されることもあります。

子宮頸がん検診も同時に実施

初診時から12ヶ月以内に子宮頸がん検診を受けていない方には、検診を受けることをおすすめしています。最近ではほとんどの自治体で子宮頸がん検診を妊娠初期に行うための助成券が配布されているため、12か月以内に子宮頸がん検診を行っている方にも初期検査時に検査を再度行うことがあります。

子宮頸がんは20~40歳の若い方にも発生するがんですが、日本の子宮頸がん検診受診率は20%前後と低いのが現状です。妊娠中に発見される子宮頸がんも約3%あると言われています。妊娠を機に、ご自身の健康状態を確認しておきましょう。

子宮頸がん検診は、子宮の入り口の細胞を綿棒やブラシで軽くこすり取る検査です。痛みはほとんどありませんが、検査後に少量の出血があることがあります。

初診後の流れと次回受診のタイミング

初診で胎嚢が確認できた場合、次回は1~2週間後に再度受診して心拍を確認します。

心拍が確認できれば、妊娠が確定し、母子手帳の交付を受けるよう指示されます。母子手帳は、お住まいの市区町村の窓口で交付されます。母子手帳と一緒に妊婦健診の補助券も交付されるため、次回からの健診費用の負担が軽減されます。

妊娠初期は、つわりや体調の変化が起こりやすい時期です。無理をせず、体調に合わせて過ごしてください。出血や強い腹痛など、気になる症状があれば、次回の予約を待たずに受診することをおすすめします。

妊娠したら、葉酸サプリメントの摂取、禁煙・禁酒、カフェイン、生肉摂取の制限など妊娠初期に気をつけるべき生活習慣についても医師や助産師から説明があります。分からないことや不安なことがあれば、遠慮なく質問してください。葉酸サプリメントについては妊娠してからではなく、妊娠2カ月以上前からの摂取が推奨されますので、妊娠を希望している方は是非取り始めてほしい栄養素です。

初診で心拍が確認できなかった場合でも、焦る必要はありません。排卵が遅れていた可能性もありますので、1週間後に再度受診して確認します。

また、初診で異所性妊娠が疑われた場合は、血液検査でhCGの値を測定したり、数日後に再度超音波検査を行ったりして、慎重に診断を進めます。

あゆみレディースクリニック高田馬場なら安心して相談できます

「これって病院に行くほどかな・・・」と迷っているときこそ、気軽に相談できる産婦人科が必要です。

あゆみレディースクリニック高田馬場は、高田馬場駅から徒歩1分という便利な立地で、WEB予約・LINE予約にも対応しています。忙しい日々の中でも通いやすい環境が整っています。

医師は全員産婦人科専門医であり、アットホームな雰囲気づくりを大切にしながら「相談しやすいかかりつけ産婦人科」を目指しています。助産師も常駐しており、妊娠初期の不安や疑問に寄り添い、丁寧に説明しながら診察を進めますので、初めての妊娠でも安心です。

妊娠だけでなく、生理痛・生理不順・PMS・不正出血など、女性特有の悩みにも幅広く対応しています。月経困難症では、鎮痛薬だけでなく低用量ピルや漢方など多様な治療選択肢を提供しており、患者さんが毎月の生理で苦しむ状況を改善するお手伝いをしています。

子宮頸がん検査後のコルポスコピーでの詳細な説明や、過多月経に対するミレーナ(IUS)を含む様々な治療法の提案など、患者さんのニーズに合わせたケアを心がけています。性感染症の迅速検査も可能で、速やかな結果提供を行っています。

「ちょっとした不安」こそ、婦人科に相談していいサインです。まずは、いま困っている症状をメモして受診してみてください。

まとめ

妊娠検査薬で陽性が出たら、生理予定日から約1~2週間後に産婦人科を受診するのがベストなタイミングです。

早すぎると胎嚢が確認できず、遅すぎると異所性妊娠などのリスクを見逃す可能性があります。初診前には、最終月経開始日、過去の妊娠出産歴、持病やアレルギーの情報を整理しておきましょう。

初診では、問診・経腟超音波検査、場合によっては尿検査などを行い、正常な妊娠かどうかを確認します。着替えやすい服装で、保険証・ナプキン・お金を持参してください。

妊娠は人生の大きな節目です。不安や疑問があれば、遠慮なく医師や助産師に相談してください。あなたと赤ちゃんの健康を守るために、私たち産婦人科医は全力でサポートします。安心して、妊娠生活をスタートさせましょう。

著者情報

院長 佐藤 歩美

経歴
横浜市立大学医学部 卒業
NTT東日本関東病院 勤務
総合母子保健センター 愛育病院 勤務
ベビースマイルレディースクリニック有明 副院長などを経て 現在に至る

資格・所属学会
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医
女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本性感染症学会 認定医
日本抗加齢医学会 認定医
日本医師会 認定産業医

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