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子宮筋腫とは?症状・原因・治療法まで産婦人科医がわかりやすく解説

子宮筋腫とは?症状・原因・治療法まで産婦人科医がわかりやすく解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

子宮筋腫とは?症状・原因・治療法まで産婦人科医がわかりやすく解説|【公式】あゆみレディースクリニック高田馬場 | 産科・婦人科

「最近、生理の量が増えてきた気がする」「生理痛が以前よりひどくなった」・・・そんな変化を感じていませんか?

それは、もしかすると「子宮筋腫」のサインかもしれません。

子宮筋腫は、成人女性の2~4割にみられる身近な病気です。良性の腫瘍なので、症状がなければ治療の必要はありませんが、女性ホルモンの影響を受け徐々に大きくなることが多いので定期的なチェックが重要です。また、症状によっては日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。

この記事では、産婦人科医として多くの患者さまを診てきた経験から、子宮筋腫の基礎知識・症状・原因・治療法まで、わかりやすく解説していきます。手術する・しないの判断基準や、妊娠への影響、経過観察のポイントなど、気になる疑問にもお答えしますので、ぜひ最後までお読みください。

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子宮筋腫とは?どんな病気なのか

子宮筋腫は、子宮の壁(筋層)にできる良性の腫瘍です。

がんのような悪性ではなく、命に関わる病気ではありません。ただし、筋腫のように見えても悪性の肉腫などは急激に増大するため、超音波などで経過を診ることが大切です。腫瘍の大きさや年齢、大きくなるスピード、MRI検査の結果などから総合的に診断しています。

子宮筋腫の3つのタイプ

子宮筋腫は、できる場所によって大きく3つのタイプに分類されます。

  • 漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)・・・子宮の外側にできる筋腫です。大きくなっても症状が出にくいことが多く、腸や膀胱を圧迫するような場所にできると、頻尿や便秘などの症状が出ます。
  • 筋層内筋腫・・・子宮の筋肉の中にできる筋腫です。最も多いタイプで、多発しやすく、子宮を変形させることがあります。経血量の増加や生理痛が強くなるなどの症状が出ることがあります。
  • 粘膜下筋腫・・・子宮の内側(赤ちゃんが育つ場所)にできる筋腫です。小さくても症状が強く、経血量が多くなったり、痛みが強くなったりしやすい傾向にあります。できる場所の特質上、着床がしづらくなり不妊の原因にもなります。

症状の強さは「場所×大きさ×数」で決まります。小さくても粘膜下筋腫は月経量が増えたり、不正出血が出るなどの症状が出やすい一方、漿膜下筋腫は大きくても過多月経などの月経随伴症状が出にくいことがあります。

また、筋腫は1つだけではなく複数できることもあります。女性ホルモン(エストロゲン)の作用により筋腫は徐々に大きくなりますが、閉経すれば子宮筋腫も徐々に小さくなります。

子宮筋腫の主な症状

子宮筋腫があっても、症状がないまま過ごしている方も少なくありません。

ただし、筋腫の大きさや場所によっては、さまざまな症状が現れることがあります。

過多月経と貧血

子宮筋腫の最も代表的な症状は、月経の出血量が異常に多くなる「過多月経」です。生理のたびに徐々に経血量が多くなったり、レバーのような血のかたまりが混じったりします。月経期間が長引くこともあります。

過多月経が続くと、鉄欠乏性貧血を引き起こします。貧血になると、めまいや動悸、息切れなどの自覚症状が現れます。貧血が筋腫のいちばんの問題といえるでしょう。

月経痛(月経困難症)

筋腫の影響で生理痛が以前より強くなることもあります。

子宮の内側にできた粘膜下筋腫は、サイズが小さくても症状が強く、過多月経や強い生理痛を引き起こしやすいです。逆に、子宮の外側にできた漿膜下筋腫は、サイズが大きくても症状は出にくい傾向があります。

圧迫症状

筋腫が大きくなると、膀胱や尿道、直腸など周辺の臓器を圧迫して、以下のような症状が出ることがあります。

  • 頻尿・・・トイレが近くなります。
  • 尿閉・・・逆に尿が出にくくなります。尿閉は放置すると腎機能を悪化させるため早期に受診しましょう。
  • 便秘・・・腸が圧迫されます。
  • 腰痛・・・腰部が慢性的に圧迫されます。
  • 腹部のしこり・・・筋腫がある程度以上に大きくなると、おなかの上からさわっても、硬いしこりがあることがわかるようになります。

不正出血とおりものの異常

筋腫は、しばしば不正出血(生理期以外の出血)の原因になります。とくに粘膜下筋腫は、不正出血の原因になることが多いようです。

また、粘膜下筋腫では、筋腫表面からの分泌物のために、淡黄色のおりものが増えることがあります。

不妊・流産

筋腫の位置や大きさによっては、受精卵が着床しにくかったり、流産しやすいこともあります。子宮の内側に筋腫がある人は、筋腫のない女性と比較して妊娠率、着床率の低下が認められています。また筋腫以外に不妊の原因がない女性が筋腫を切除すると、体外受精の妊娠率が改善するというデータもありますが、筋腫核出術を行うと分娩は帝王切開となり、術後しばらく子宮をお休みさせる期間が必要となります。手術による合併症などのリスクもゼロではないため、手術適応については主治医とよく相談が必要です。

子宮筋腫の原因

「性交渉のしすぎが原因では?」と心配される方もいらっしゃいますが、そうではありません。

さまざまな臨床データでも「性の生活習慣」が直接の原因とする科学的根拠は示されていません。主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)の影響です。

女性ホルモン(エストロゲン)との関係

子宮筋腫は、初潮前の女性にはほとんど見つかりません。また、閉経後の女性もごく少数で、もっとも多いのは30~40代です。子宮筋腫が成長するのは、月経がある年齢の女性だけなのです。

筋腫の成長には女性ホルモンが関係しています。いろいろな研究の結果から、卵巣から分泌されるエストロゲンが関係していることがわかっています。閉経すればエストロゲンの分泌は減少するため、子宮筋腫も自然に小さくなります。

出産が少なくなった現代では、エストロゲンの分泌期間が長くなり、筋腫が増大しやすい環境にあるといえます。子宮筋腫の他、子宮内膜症や子宮腺筋症、乳がんなども同じようにエストロゲンが関係しています。

子宮筋腫の検査方法

子宮筋腫の診断には、いくつかの検査を組み合わせて行います。

婦人科的診察(内診)

まずは、触診により直接子宮や卵巣の状態を調べます。子宮の大きさや硬さ、筋腫の有無などを確認します。

超音波検査

膣から、もしくは腹部から超音波をあて、子宮や卵巣の状態を画像で確認します。筋腫の位置や大きさ、数などを詳しく調べることができます。

MRI検査

腫瘍のサイズが大きかったり、手術を考える場合は、MRI検査を追加します。子宮筋腫の位置や大きさなどを詳しく見たり、他の病気と見分けるために行います。

子宮鏡検査

粘膜下筋腫が疑われる場合、子宮の内腔を直接観察するために子宮鏡検査を行うことがあります。

これらの検査を通じて、筋腫の状態を正確に把握し、適切な治療方針を決定していきます。

子宮筋腫の治療法

治療が必要かどうかは、筋腫の大きさや場所、症状の強さによって変わってきます。

経過観察

筋腫が小さくて無症状の場合、治療はせず、経過観察をすることがほとんどです。筋腫の状態や場所に応じて定期的に検診を行い、筋腫が大きくなったり、症状が現われたりしてきた場合は治療を行います。

子宮筋腫は、閉経を迎えるとエストロゲン減少の影響を受けて小さくなるため、閉経が近い年齢であれば、経過観察を行いながら閉経を待つことになります。

薬物療法

子宮筋腫の根本的な治療薬は今のところありませんが、薬で子宮筋腫を小さくしたり、過多月経や月経痛などの症状を軽くする対症療法があります。

①偽閉経療法

GnRHアゴニスト(注射剤)やGnRHアンタゴニスト(内服薬)という薬を用いて、月経を止める治療です。エストロゲンの分泌を強力に抑えるので、子宮筋腫のサイズを小さくすることができます。

ただし、副作用として、更年期障害のような症状が出たり、骨密度が減少するおそれがあるため、治療期間は半年以内に限定されています。また、治療の初期に不正な子宮出血を認めることもあります。この治療の効果は一時的で、ホルモン剤を中止すると筋腫は元のサイズに戻ってしまうので、子宮筋腫の手術の直前や、閉経が近い方の閉経を早める目的(逃げ込み療法)で用いられることが多いです。

②対症療法

症状にあわせて、以下のような薬が処方されます。

  • 鎮痛剤・・・月経痛の緩和。
  • 止血剤・・・過多月経の改善目的。ピタッと血が止まるわけではありません。
  • 鉄剤・・・貧血の改善。
  • 低用量ピル・・・過多月経や月経痛の軽減。
  • 漢方薬・・・体質改善や症状緩和。
  • 子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ)・・・過多月経の改善。ただし、子宮筋腫が巨大な場合や、子宮内へ突出する粘膜下筋腫の場合は、効果的でないこともあります。

手術療法

日常生活に支障を来すほど強い症状がある場合などは手術を行います。子宮筋腫の手術には、大きく分けて2つの方法があります。

①子宮筋腫核出術

筋腫の部分だけを切り取る手術です。今後も妊娠・出産を希望される方や、子宮を残したいお気持ちの強い方が対象になります。手術時に確認できる子宮筋腫を全て核出しても再発してくることや、一度の手術ですべての筋腫を核出できず、術後に残った筋腫が大きくなることがあります。

数年後に再発してくることもあります。

手術の方法には、腹部を切開する開腹術にくわえて、腹腔鏡、子宮鏡(粘膜下筋腫のみの場合)、手術支援ロボットなど、いくつかの選択肢があります。子宮筋腫の大きさや個数、できた場所などを総合的に判断し、どの手術法が最適か決定します。

②子宮全摘術

子宮全体を摘出する手術です。今後妊娠を希望されない方が対象となります。子宮がないため手術後に生理は来なくなりますが、女性ホルモンを産生する両側卵巣は残りますので、術後に女性ホルモンの欠落症状(更年期障害など)は起こりません。

③子宮動脈塞栓術(UAE)

太ももの付け根を5mm程度切開して血管カテーテルを挿入し、塞栓物質を使って子宮動脈を選択的に塞栓して子宮の血流のみを遮断する方法です。

子宮筋腫による症状があり、今後妊娠の予定のない方が対象となります。ただし、筋腫の種類により適応とならない場合もあります。また永久に塞栓される塞栓物質ではなく半年程度で溶解する塞栓物質を使うため、半年後に血流が再開して月経が再開する可能性があります。

手術する・しないの判断基準

「手術が必要なのか、経過観察でいいのか」・・・これは多くの患者さまが悩まれるポイントです。

治療が必要かどうかの判断は、以下のポイントを総合的に考慮して決定します。

  • 症状の強さ・・・日常生活に支障が出るほどの過多月経、強い生理痛、貧血などがあるか
  • 筋腫の大きさ・場所・数・・・粘膜下筋腫は小さくても症状が強く出やすい
  • 年齢・・・閉経が近い場合は、経過観察で閉経を待つことも選択肢
  • 妊娠希望の有無・・・妊娠を希望する場合は、筋腫核出術を検討
  • 筋腫の増大スピード・・・急激に大きくなる場合は、悪性の可能性も考慮

まずは、いま困っている症状(いつから/どんな時に/出血量や痛みの程度)をメモして受診すると、話がスムーズです。必要があれば適切な医療機関へ紹介する体制も整っています。

あゆみレディースクリニック高田馬場の婦人科

「生理痛がつらいけど、病院に行くほどかな…」「おりもののにおいが気になる。でも相談しにくい…」

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あゆみレディースクリニック高田馬場の婦人科は、思春期から更年期、老年期まで、女性特有の悩みを幅広く診ています。高田馬場駅から徒歩1分で通いやすく、予約制で初診からWEB予約・LINE予約にも対応しているので、忙しい日々の中でも受診のハードルを下げてくれます。

女性医師が常駐し、アットホームな雰囲気づくりを大切にしながら「相談しやすい産婦人科(かかりつけ)」を目指している点も安心材料です。

生理不順・不正出血・PMS/PMDD・下腹部痛・過多月経(量が多い)・おりものの変化(量/におい/色)・避妊・性感染症(STD)・更年期の不調など、「これって普通?」と思うことでも気軽に相談できます。

月経困難症では、鎮痛薬だけでなく、必要に応じて低用量ピル/黄体ホルモン薬/漢方なども選択肢として提案されており、「毎月寝込むのが当たり前」を見直すきっかけになりやすい設計です。

検査や治療の”納得感”も、このクリニックの強みです。子宮頸がん検査で陽性だった場合のコルポスコピー(拡大観察)では、希望があれば「どこをどう検査したか」を画像で共有しながら説明してもらえるため、不安が強いときでも状況を理解しやすいのが特徴です。

不正出血では、必要に応じてエコーとあわせて子宮体がん検査を行い、原因がポリープの場合は切除も検討されます。また、過多月経では状態に応じてミレーナ(IUS)の選択肢もあり、妊娠希望の有無などを踏まえて方針を一緒に考えていけます。

おりもの異常や性感染症の相談も可能で、クラミジアは「結果を早く知りたい」ケースに迅速検査を選べる点も心強いところです。

「とりあえず相談だけでも大丈夫かな?」と思える環境で、必要があれば適切な医療機関へ紹介する体制も整っています。

まとめ

子宮筋腫は、成人女性の2~4割にみられる身近な病気です。良性の腫瘍なので、症状がなければ治療の必要はありませんが、症状によっては日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。

「生理の量が増えてきた」「生理痛が以前よりひどくなった」「おなかにしこりを感じる」・・・こうした変化を感じたら、まずは婦人科を受診してください。早めに相談することで、適切な治療や経過観察の方針を立てることができます。

手術が必要かどうかは、症状の強さ、筋腫の大きさ・場所・数、年齢、妊娠希望の有無などを総合的に判断して決定します。閉経が近い場合は、経過観察で閉経を待つことも選択肢の一つです。

あゆみレディースクリニック高田馬場では、産婦人科専門医が丁寧に診察・相談に応じています。高田馬場駅から徒歩1分、WEB予約・LINE予約にも対応していますので、気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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産婦人科専門医による診察

著者情報

院長 佐藤 歩美

経歴
横浜市立大学医学部 卒業
NTT東日本関東病院 勤務
総合母子保健センター 愛育病院 勤務
ベビースマイルレディースクリニック有明 副院長などを経て 現在に至る

資格・所属学会
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医
女性医学学会 女性ヘルスケア専門医
日本性感染症学会 認定医
日本抗加齢医学会 認定医
日本医師会 認定産業医

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